もの忘れ外来

ご家族の「もの忘れ」、もしかして…? その不安、一人で抱え込まずにご相談ください。

「最近、同じことを何度も聞かれる」「物の置き忘れが増えた」「日付や曜日がわからなくなった」。

このような変化に気づいたとき、それは単なる「年のせい」ではなく、認知症の初期症状かもしれません。認知症は、早期に発見し、適切な対応を始めることで、その進行を穏やかにしたり、症状を改善させたりすることが期待できる病気です。

◆「年のせいによるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違い

加齢によるもの忘れは、体験したことの一部を忘れる(例:昨日の夕食のおかずを思い出せない)のに対し、認知症が原因のもの忘れは、体験したこと自体を忘れてしまう(例:夕食を食べたこと自体を忘れる)という特徴があります。ご自身やご家族の症状がどちらに近いか、専門的な診断で明らかにすることが大切です。

◆当院の「もの忘れ外来」の役割と流れ

当院では、認知症専門医がご本人様とご家族様のお話を時間をかけて丁寧にお伺いします。

  1. 詳しい問診:いつから、どのような症状で困っているか、生活の中での具体的なエピソードなどを詳しくお聞きします。ご家族から見たご本人様の変化なども重要な情報となります。
  2. 専門的な検査:記憶力や判断力などを評価する「認知機能検査」や、脳の状態を直接確認するための「頭部MRI検査」などを必要に応じて行い、もの忘れの原因を正確に診断します。
  3. 診断と方針の説明:検査結果を基に、現在の脳の状態や認知症の進行度を分かりやすくご説明します。その上で、今後の治療方針や生活上のアドバイスを、ご本人様・ご家族様と一緒に考えていきます。

◆診断後の切れ目ないサポート体制

診断はゴールではなく、穏やかな生活を続けていくためのスタートです。当院では、薬物による進行抑制や症状の緩和はもちろん、ご本人様への接し方や、安心して生活できる環境作りについてもアドバイスさせていただきます。

また、医療的なサポートだけでなく、必要に応じて介護保険サービスの紹介や申請のお手伝いも行います。院内には認知症対応型デイサービスも併設しておりますので、医療と介護が一体となった、切れ目のないサポートをご提供できるのが当院の強みです。

「何科を受診すればいいのかわからない」という最初のステップから、診断後の生活サポートまで、専門医として皆様の不安に寄り添い、最適な解決策を一緒に探してまいります。まずはお気軽にご相談ください。